人口200万人の都市から15万人程度の田舎の市に引っ越して感じたこと。
どうも、新卒1年目のしゆうです。
突然ですが、僕は大学生まで22年間人口200万人の札幌市に住んでいました。
しかし、今の会社に入社して最初の配属通知で人口15万人程度の市に配属され、今に至ります。
政令指定都市である札幌市に住んでいた時は、何不自由なく生活できる毎日。それが市としては田舎の部類にあたる場所で暮らすことになり、生活のあらゆる面で困りごとや違いを感じています。
そこで、政令指定都市である札幌から田舎に引っ越して感じたことをまとめてみました。
札幌と比較した田舎の感想
1.車がないとスーパーぐらいしか行くところがない
田舎にきて1番困るのは遊ぶところがないこと。
札幌に住んでいた時は札幌駅周辺が栄えていたり、土日の地下鉄が520円で乗り放題だったり、車がなくても遊ぶところはたくさんありました。
でも今の田舎に越してきた家の近くにはボウリング場も遊戯施設も一切なく、あるのは飲み屋とスーパーとコンビニだけ。
唯一遊べそうなところは川で釣りをするぐらい・・・・。
2.美容室、洋服屋、靴屋の選択肢が少ない
1番でも書いたとおり、車がないとどこにも行けないのでお店も選べず、元からの選択肢も少ないです。
しかも、口コミもあってないようなものですし、洋服屋に関してメンズはユニクロぐらいしかめぼしいブランドがありません。
しょうがなくZOZOTOWNでZOZOSUITを注文しました。
3.イベントがないor遠くて参加できない
有名アーティストのコンサートなんてのはほとんどないです。というよりそんな人が集まる大きいコンサートホールはありません。
また、季節に合わせたイベントなんかも遠すぎて参加できませんし、バス・電車で行こうものなら、イベント代<交通費になってしまいます。
4.野生の動物との距離が近い
レンタカーを借りて運転していたら、普通に道路わきに鹿がいる。遠くで見えるとかじゃなくて手の届く距離にいる。しかも人間より大きいサイズの鹿。
鹿に限らずタヌキやキツネなどいいのか悪いのか分かりませんが動物がそこらへんにいます。
自然と触れ合えると聞くと聞こえはいいですが、夜や朝方の鳥の鳴き声などに悩まされているので、いいことばかりではないかもしれません。
5.信号の数が少ない
札幌を歩いていた時は「全然車も通らないのに信号あって渡るのめんどくさいな」と思っていましたが、田舎にきてからは「ここ信号なくていいの?!」ってびっくりしています。
たいていの場合、信号機が設置されていない横断歩道になっていて、車の流れを見ながら渡っていく道路が多いです。
6.終バスが8時
札幌だと「今日8時からすすきのに飲みに行こうぜ!」とLINEで行っていました。
しかし、田舎では最終バスが8時台の方面もあるので、友達と飲んでいると「もう8時になるからこの辺で帰るわ」となります。
だいたい6時くらいから飲み始めないと時間が足りずにお開きか、タクシーしかなくなってしまうので辛いところです。
7.田舎だからと言って物価が安いわけではない
「田舎は物価が安いから~」と言われますが、安いのは土地代くらいで他は変わりません。
むしろ車がないと移動手段もなく、家族で1人1台車を持つなら田舎の土地代がいくら安いといえども、大した差はないでしょう。
さらに転入してくる人口自体も少ないため、価格競争が行われず、むしろ地方都市なんかと比べた場合高くなることもあります。
都会と田舎どっちに住みたいか
まだ移り住んでそれほど経っていませんが、車がないなら圧倒的に都会のほうが良いです。
田舎はどこに行くにも車が中心の生活なので、自転車大好き人間としてはなかなかきついものがあります。
あとはその地に親しい友人がいるかどうかでしょうか。
札幌に帰れば友人もいるのですが、赴任してきたこちらの地には友達と呼べるような人は1人もいません。
お金の話や自然の話は抜きにして、生きていくうえで重要な”人”と”交通の便”を1番に考えると都会のほうが住みやすいと感じます。
まとめ
都会といっても人口900万人をほこる東京と比べれば、札幌の200万人なんて田舎かもしれません。
それでも地下鉄が通っていて、12時過ぎてもバスが走っているだけで十分都会に感じます。
田舎にきて感じたことは、生きていくうえで利便性・交通手段は想像以上に重要であるということです。
土日にサッカーをやろうにもたどり着くだけでやっとですし、趣味友達の輪を広げるためにも集合場所まで行けるかどうかが問題になってきます。
「老後には田舎でゆったりと・・」と考えるぐらいなら、ある程度栄えている都市のほうがゆったりできるかもしれませんね。