しゆうのブログ

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ネットでよくみる「○○すべき」は止めるべき

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ネットでよくみる、○○すべきをやめるべきだと思う。

 

どうも、大学4年生の「しゆう」です。
「○○すべき」と書かれたものって、ネット上にたくさんあると思います。
今回は世にはびこる「○○すべき」について、僕の意見を書いていきます。

 

 

ネットによくある○○すべきが嫌い

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「○○すべき」なんて命令を不特定多数の読者に強要するのが、僕は嫌いです。
例えば、「転職すべき」とか「留学すべき」とか。

自分の考えを相手に押し付けて、本来自由である人間の行動を拘束していることになりかねません。
するもしないも当人の自由であるのだから、そこに介入して判断を鈍らせるのは考え物です。

なので、僕が「○○をすべき」をなぜ嫌いなったのか、について書いていきます。

 

○○すべきをやめるべき理由

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人は本来自由であるべきだと思います。
特に現代日本では、生き方の自由を目指す方向に向かっているはずです。
しかし、そこに「○○すべき」なんて言葉を持ち出したら、反時代的なのではないでしょうか?

最終的な意思決定は当人にある、と言われるかもしれません。
ただし、そうであるなら「すべき」なんて個人の意見を無視して断定する物言いは、意思決定に強く影響を及ぼしてしまうことになります。
それをリアルの顔が見えないネット上で公開することは、言語道断です。

そもそも「○○すべき」でも「○○すべきでない」でもどちらの意見も、完全な穴があります。
二律背反という言葉もありますが、「○○すべき」で語ろうとすると必ず矛盾に陥ってしまうのです。

感情的に言っても、自分の考えとは反対に「君は○○をすべきだ」と命令口調で言われてもあまり良い気はしません。

 

○○すべきが陥る矛盾

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「○○すべき」の陥る矛盾について、「転職」の例を用いて解説したいと思います。

「どんなに辛くて、苦しくても転職すべきではない」と書いたら、バッシングを食らいます。
なぜなら、そのまま続けていたら身体を壊すかもしれないし、心を病んでしまうかもしれない為です。
本人がどれくらい辛いのかなんて、本人以外に知るすべはありません。

反対に「辛かったら転職すべき」というのはどうでしょうか?
一見正当に見えるこの意見も、本人のことを本当に考えているとは言えません。
なぜなら、先ほどと同じように、どれくらい辛いのかを知るのは本人のみです。
また、転職せずに続けていたほうが、本人のスキルや年収の向上につながるかもしれないし、近い将来状況が好転するかもしれないことも考えられます。

 

もし○○すべきを使わなくなればどうなるの?

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では、「○○すべき」や、それに準ずる言い回しをしなくなればどうなるでしょうか?
僕はもっと自由な考え方が生まれるのでは、と考えています。

良くも悪くも近年のネットの影響は計り知れないものがあります。
数十年前までは、人生における教訓を周りの大人や、学校、社会から学ぶものでした。
それが今では、不特定多数の人間から情報を得られるようになっています。

ということは、ネット(SNS含め)の偉そうな誰かが言っている「○○すべき」が、読者にとって心地よい物であれば、思考を停止して共感してしまうのではないでしょうか?
もっと言うと、都合のいいことを言っている人に乗っかるだけになります。

 

自由な考えとは、補助的な思考はあれど、他者の介入がないことを指しているはずです。

 

だから○○すべきをやめるべき

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以上のことから「○○すべき」がいかに押しつけがましいことであるか、説明できたと思います。
とりわけ、ネットというのは発信者の顔が見えづらく、しかも自由である為、多種多様な考え方が見受けられます。
更に、文字として存在する分、多くの人の目にとまります。

そんな中、個人の体験から「○○すべき」と断定するのはいかがなものかと思いました。
なので、僕は「○○すべき」を止めるべきと考えます。

 

まとめと本音

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 上の文章を読んでいて、いくつか矛盾している点があったと思います。
なぜなら、そこまで「○○すべき」を止めたほうがいいなんて思っていないからです。別に嫌いでもありません。

そもそも、「「○○すべき」を止めるべき」なんて言ってる時点で、論理が破綻していました。

今回の記事は、ネット上で意見を言うことに対して、今一度読者の気持ちを頭の片隅においてから公開して欲しい。と思い書いた次第です。
読み手になった際にも、本当に「○○すべき」かどうか、1度考えてから決断してください。

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