ホリエモンこと堀江貴文さんの「ゼローーーなにもない自分に小さなイチを足していく」を読んでみた感想。
どうも、大学4年生の「しゆう」です。
「ホリエモン」と聞けば、「ライブドアの社長」と思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
そんなホリエモンこと堀江貴文氏が刑務所の中で書いた「ゼローーーなにもない自分に小さなイチを足していく」を読みました。
半年と待たず社会人になる僕が感じたことや、気付いた点と共に当書の感想を書いていきます。
ゼローーーなにもない自分に小さなイチを足していく
当書のあらすじ
堀江貴文氏が刑務所の中で書いた作品ということもあり、ビジネス書のような構成ではなく、自伝的な内容が多く書かれています。
幼少期の家族の在り方や、そこから大学に入学し起業していくまでの流れで、堀江氏が何を考え、どう生きてきたのかがわかる本であるといえます。
0章から5章までで構成されており、5章では堀江氏の仕事論が語られています。
ビジネス書と違い、心を打たれる内容が多く詰まった素晴らしい本です。
あなたが仕事や人生に怖気づく理由
堀江氏が女の子に対してキョドっていた理由として、
自信を形成するための「経験」が、圧倒的に不足していたのだ。
と述べられています。
そして、「経験」について
経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされてくのである。
そのあとに続いて、ヒッチハイクを通してチャンスに飛びつく力を鍛えられたといっています。
大学でもサークルやゼミに所属していれば、必ずチャンスはあるはずです。
「新しいサークル立ち上げないか?」とか「ボランティア一緒に行かない?」とかそういうチャンスに挑戦できるノリの良さが、仕事を通した人生で大事になってきます。
堀江氏は当書で、「チャンスを見極める目はいらないから飛びつけ」と言っているが、ある程度の選球眼は必要になってくるとは思います。
どんな仕事にも「やりがい」はある
やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。
この言葉にはとても共感しました。
ゆとり世代はよく「マニュアルに書いてあることしかこなさない」と言われますが、それではいけないと感じています。
正社員の仕事だろうと、アルバイトの仕事だろうと、自分なりの工夫したやり方を見つけて、楽ができるようになったり、ノルマ以上の仕事ができれば楽しいものです。
しかし、作業の早い人はより多い作業を課せられるのが現代日本でもあります。
多くの作業が課せられても仕事自体が楽しいと思えるような、「自分なりのルール」を設けて、それを達成する為に試行錯誤することが重要であると思います。
有限の時間をどう生きるのか
「自分の時間」を生きるのか、それとも「他人の時間」を生かされているのか、を常に意識化しておく必要がある
ある実業家の講演で、「今日あなたが死ぬなら何をしますか?」という問いかけがありました。
堀江氏も当書で述べていますが、時間は命そのものです。
残りの時間が1日しかないなら死に物狂いでやりたいことをやります。
家でダラダラしている時間だったり、下らない上司の話を聞いている時間と、真剣に集中して作業をしている時間は、同じ時間です。
その真剣な時間の積み重ねが今につながってくると思います。
感想
具体的に「何をやってどう変われ」という話は一切かかれていませんが、仕事との向き合い方や、何を考えて前に進めばいいのかについて、後押しされるような内容でした。
1番共感できる点は、「ノリの良さで挑戦していくこと」ここに尽きます。
失敗したらどうしようと考える前に、「とりあえずやってみて失敗したらその時考える」ぐらいの気持ちで挑戦することで、経験として蓄積されます。
堀江氏は「僕は飽きっぽい人間だ」と言っています。
飽きっぽさは悪いことだけではなく、色んな新しいことに挑戦していける能力です。
なので、堀江氏は短期のプロジェクトをいくつも手掛け、失敗しても成功してもとにかく好きなことをやること、その初めの1歩が重要なのであると述べています。
全体を見て堀江氏が主張していることは、「好きなことを躊躇せずにやる」ことです。
まだ読んではいませんが、堀江氏が書いた「多動力」という本のタイトルからもわかる通り、一貫して「やりたいことに全力で動け」と言いたいのだと思っています。
まとめ
堀江氏がテレビに出ていると結構見ちゃいます。
言っていることが理にかなっているし、共感する点が多いためです。
特に大学生は当てはまっている点も多く、実行に移しやすい立場にもいると思うので、是非「ゼローーーなにもない自分に小さなイチを足していく」以外の本も読んでみてください。