残酷すぎる成功法則は科学に基づいた素晴らしい自己啓発本だった。
どうも、大学4年生の「しゆう」です。
先日本屋さんに行って、表紙に誘われて買った本がこちら、「残酷すぎる成功法則」
帯とサブタイトルに目を引かれてしまいました。
体験的な自己啓発ではなく、科学に基づいた自己啓発本ということです。
なんとなく手に取った本でしたが、想像以上に濃くて為になる内容でした。
なので、この本がどれほど有用で、面白い内容なのか書いていきます。
残酷すぎる成功法則
エリック・バーガー氏はアメリカで大人気の”Barking Up The Wrong Tree"というブログの執筆者です。
これは当書の原題にもそのまま使われています。
サブタイトルの”9割まちがえる「その常識」を科学する”にもある通り、当書は世の中にある成功法則を、すべて科学に基づいて検証をしようというもの。
この本は、これまでいろんな自己啓発本を読んできて、ぜんぶもっともらしいけど、どれが正しいかわからないよ」と思った人にまさにぴったりだ。
と書かれているように、あらゆる自己啓発本に応用できる検証結果を提供してくれるでしょう。
残酷すぎる成功法則の重要な6つのポイント
先に当書で重要なポイントをピックアップしましょう。
2.最強の対人ルール
3.WOOPを活用する
4.既存の人間関係を大切に
5.セルフ・コンパッション
6.計画をすること
上記6つの点について、それぞれ見ていきます。
1.自分を知ること
人生をより成功させるためには2つのステップがあります。
まず、自分を知ること。そして、自分に合った環境を選ぶこと。
ギャラップ調査でも、日常生活で自分が得意であることに費やす時間が多ければ多いほど、ストレスが軽減され、よく笑い、周りから敬意を払われているとより強く感じると証明されている。
このことから、自分の強みを知り、強みが活かせる環境を選ぶことが成功に近づけると考えられます。
あなたが学生なら、ゼミやサークル、アルバイト先など、自分に合った環境に身を置くことはできていますか?
2.最強の対人ルール
成功する為には対人関係ももちろん関わってきます。
ではどんな対人関係を目指したら良いでしょうか?
2.強調する
3.無私無欲にならない
4.懸命に働き、そのことを知ってもらう
5.長期的に考え、長期的に考えさせる
6.許す
悪い人になると短期的には成功するが、長期的には不利益をもたらすことが書かれています。
大事なのは、自分を知ったうえでルールを守ることです。
完璧にいい人になることを避け、いい行いを周知してもらう努力が必要になってきます。
3.WOOPを活用する
O:成果(Outcome)
O:障害(Obstacle)
P:計画(Plan)
WOOPは、目標が実現可能性を測る個人的なリトマス試験紙にもなるものだ。
つまり、WOOPを現状の問題と照らし合わせ、何をするべきか結論が出た場合には、プランと行動のための活力を与えてくれます。
もしあなたがWOOPに現実の問題を照らし合わせてみて、具体的なプランが出ないのであれば、それは諦めるべき問題なのかもしれません。
4.既存の人間関係を大切に
良好な人間関係が成功に通ずるのは言わずもがなです。
では、「人間関係を形成していこう」と考えた時に新しい友人をつくるのは、そう簡単なことではありません。
では、どうすればいいのか。元々の友人たちから始めることです。
そうすれば、無駄な気苦労なくコミュニティーが築けます。
ここでも最強の対人ルールを用いて、成功に近づきましょう。
5.セルフ・コンパッション
自信過剰でも自信があまりないことでも、双方にメリット・デメリットがあります。
なので、「セルフ・コンパッション」を活用しましょう。
セルフ・コンパッションとは自分への思いやりです。
要するに、自分を許すことです。
・自分を責めない
・自分の人間らしさを受け入れる
・自分の失敗を認める
6.計画をすること
計画を立てるということは、自分をコントロールすることです。
機能MRIを用いた調査でも、「コントロール感」は、私たちのやる気を高めることが証明されている。自分で状況を変えられると思うと、熱心に取り組む傾向が高まる。
どうやら計画を紙に書くことで、気持ちが落ち着くそうです。
なので、1日の予定を紙に書いてみてください。
ここでも大事なのは、完璧な予定を立てようとせず、セルフ・コンパッションを忘れないことです。
読んでみた感想
当書は小気味よく、何種類もの成功法則を検証して紹介する本です。
1つ1つの例で科学的根拠を提示し、結論として成功する確率の高い法則を導き出しています。
これまで体験的な自己啓発本は読んできましたが、ここまで科学的根拠に基づいて解説されている本は初めて読みました。
他の気になっている自己啓発本を読む際の、自分の中の土台として「残酷すぎる成功法則」は活きると思います。