「話上手は聞き上手」の意味が分かる。「超一流の雑談力」を読んだ感想。
どうも、大学4年生のしゆうです。
生きていく上で雑談というのは欠かせないものです。
僕はまだ社会に出ていませんが、高校に入学した時も、大学に入学した時も、最初の友達とは雑談から入った覚えがあります。
この”雑談”がうまくできることのメリットは大きいです。
例えば大学生でも交友関係が広がり、過去問をもらえる確率が高くなります。
これが社会人であれば、直接仕事に直結します。
そこで雑談力を鍛えるために「超一流の雑談力」を読みました。
これを読んでいるあなたにもぜひおすすめしたいと思うので、感想を書いていきます。
超一流の雑談力
当書は安田正氏によって2015年に書かれた本です。
安田氏はビジネスコミュニケーションの分野で講師・コンサルタントとして活躍しており、1,000人以上の役職者へ指導した実績もあります。
そんな安田氏が実用性・再現性のあるものを分かりやすくまとめたのが「超一流の雑談力」です。
一流になるポイントは38個!
一流になる為のポイントとして、38個のテクニックをよくまとめています。
自分がどのくらいのテクニックを学んだのか一目で分かりますし、提示されたテクニックをテンポよく読むことができます。
特に僕が印象に残ったポイントは、会話が終わったらすぐにメモを取るというところです。
一見普通の意見のようにも見えるこのポイント。ですが、あなたは人との会話が終わった後にメモを取る習慣がありますか?
いちいちメモを取るぐらいの継続力・マメさ・振り返り力が”ふつう”で終わらない”一流”たるゆえんだと思います。
ちなみに先に話のポイントを伝えることで、話に聞き入ってしまう。とも書かれており、意識して38個のポイントを用意したのではないでしょうか。
読みやすい文章構成
当書は自己啓発本によくある、文字がびっしり並んだような本ではありません。
イラストや写真も入れつつ、太字でポイントを示したり、大文字でまとめ文を書いています。
良い・悪いは別として、ストレスなくさらっと読めてしまうのが特徴です。
個人的にこの点は良いポイントで、テンポよく実用的なスキルを身につけられる構成になっていると思います。
見出しだけでどんなことが書かれていたか思い出せるのも読みやすくて良い点ですね。
テクニックだけでなくトレーニング方法も8段階で
上では38個のテクニックを紹介していると書きましたが、トレーニング法についても8段階で用意されています。
1~8までやろうと思えば、日常のあらゆる場面で実践することが可能な内容です。安田氏自身も実践してきたトレーニング法で、納得できる内容となっています。
覚えたテクニックとあわせてトレーニングを実践していけば、確実に自分の力になるでしょう。
この本を読んで「話し上手は聞き上手」の意味が分かった
よく「話上手は聞き上手」って聞きますよね。
なんだか矛盾しているように見えるこの言葉の意味がこの本を読んで分かった気がします。
雑談というのは文字通りとりとめもない話をするものだと思っていましたが、本当のところは全然違いました。
自分が話したい内容・聞きたい情報について目的を決めて、興味を持ってもらえるように話すのが雑談なのだ、ということを学びました。
具体的にいうと、先にオチを決めてそこに誘導しながら話したり、楽しい話で笑わせるのではなく、興味のある話で食いついてもらったり、一種のパズルを楽しむ感覚です。
「【残酷すぎる成功法則】」の中にも書かれているように、”遊び”の感覚を持って行うことが成功への近道だと思います。
まとめ
「超一流の雑談力」は、現役大学生が読んでもためになる、実践的な自己啓発本です。
しかも「超一流の雑談力 超・実践編」という、今回の作品よりもさらに実践的な内容を書かれた本も登場するぐらいなので、その人気がうかがえます。
これを読んでいるあなたが学生でも社会人でも、”話し方”と言う名のスキルは一生自分についてくるので、これを機会に雑談力を磨いてみてはいかがでしょうか?